
大阪府吹田市は、北摂三島地域に位置する中核市です。
日本で最初に開発された大規模ニュータウン・千里ニュータウンを擁しており、人口は約35万人(平成22年度)と人口減少傾向はあまりみられません。
大阪市の東淀川区や淀川区と隣接しており、JR京都線や阪急京都線、阪急千里線、御堂筋線など多くの鉄道が市内を走る利便性の高いエリアです。
吹田市内には、大規模店舗が約42ヶ所と多く、新旭町通商店街や錦通り商店街などの昔ながらの商店街、コンビニ、スーパーなど商業施設も豊富にあり、毎日の買い物にも便利。
令和2年(2020年)4月1日に市制施行80周年をむかえる吹田市、大阪市のベッドタウンとして発展してきたエリアの土地価格の現状や今後の変動などについてまとめています。


<地価の高いエリア・トップ5は?>
2020年(令和2年)公示地価データによると、吹田市内でもっとも地価が上昇したエリアのトップ5は以下のようになります。
1・江坂…坪単価平均234万495円 変動率+13.05%(2019年度との比較にて)
2・千里ニュータウン…坪単価平均116万5,775円 変動率+4.45%
3・緑地公園…坪単価平均104万495円 変動率+6.00%
4・南千里…坪単価平均91万1,735円 変動率+2.29%
5・千里山…坪単価平均84万991円 変動率+3.16%
以下、豊津、桃山台、関大前、吹田駅、山田と続きます。
吹田市内でもっとも地価が上がったのは、「江坂」エリアで変動率は+13.05%と驚異的な数字。
江坂エリアの中心である「江坂駅」は、吹田市の西部に位置しており、市営地下鉄御堂筋線と北大阪急行南北線が接続・運行しています。
梅田やなんば、天王寺といったビジネス街やレジャースポットに、直接アクセスできる利便性はやはり大きな魅力。
江坂駅西側には大型商業施設が、そして東側にはお洒落なビルや都市公園があり「過密な都会ほど息苦しさがなく、適度に自然もあり交通の便がよく暮らしやすい」と多くの方から支持されています。
<吹田市の地価は全国的にみて高い?安い?>
2020年(令和2年)の全国平均の土地公示地価は、坪当たり78万7,011円。
これに対して吹田市の最新公示地価は、坪単価で平均約93万3,223円となり、全国平均よりも約14万6,000円高いことになります。
やはり吹田市は、大阪市都心部のベッドタウンとして根強い人気があることがわかります。
<吹田市の平均家賃は?>
吹田市内にある賃貸物件の平均家賃をチェックしてみましょう。
・1R~1K…6.01万円
・1DK~2DK…7.83万円
・2LDK~3DK…10.93万円
・3LDK~4DK…9.9万円
・4LDK以上…15.51万円
ワンルーム・1Kの家賃は約6万円ですが、周辺にある池田市は約5万3,000円、豊中市は約5万5,000円、泉大津市は約4万5,000円、高槻市は約5万8,000円ですので、吹田市はほかのエリアにくらべて家賃が若干高め傾向にあります。
人気エリアゆえに賃貸相場はやや高めになってしまいますが、利便性のよさや買い物のしやすさ、公園など緑の多い豊かな環境はお金に換えられないよさになります。


<吹田市・地価の移り変わり>
公示地価平均で見てみると、吹田市の平均的地価は1983年(昭和58年)に坪単価69万2,712円でした。
その後バブル絶頂期である1991年(平成3年)には、吹田市内の平均坪単価は538万315円という驚異的な金額を叩き出し、日本中が不動産市場や株の高騰に沸きあがりました。
ところがバブル崩壊後の平成4年から、地価は信じられないほどの大幅な下落へ転化。
坪単価538万円あった土地の価値がたった1年で360万円に、そして226万円にと毎年下がり続け、2012年(平成24年)の坪単価73万7,514円をどん底にして回復の途中です。
近年(2013年以降)は吹田市内の平均地価は毎年ゆるやかに上昇しており、現在(2020年)は坪単価が93万3,223円まで回復しています。
現在の経済状況や監督官庁による金融機関への管理強化などを考えるとバブル絶頂期のような過激な土地価格上昇は見込めないため、1991年の坪単価約538万円に到達する可能性はかなり低いと思われます。
ただ異常な土地取引による地価高騰はないとしても、今後もプチバブルやミニバブルのような小規模な価格高騰は起こりえるでしょう。
<吹田市の地価は今後どうなるの?>
千里ニュータウンの出現や公共交通網や商業地の発展などにより、吹田市はもともと人気の高いエリアです。
とくに地価が上昇している江坂エリアや緑地公園エリア、関大前、千里山、南千里、千里ニュータウン、豊津、南吹田は「住みやすい」と人気が高く、今後も堅実な土地取引による価格のゆるやかな上昇が予測されます。
<吹田市で土地の取得を考えているのなら>
バブル崩壊後に坪単価73万7,514円の最低価格をつけた吹田市内の平均地価ですが、現在はゆっくりと上昇しており、人気の江坂エリアは坪単価平均234万495円で推移しています。
吹田市は人気エリアなので、市内に土地を取得しマイホームを建築することはやはり大きな財産になります。
バブル期のような異常な土地価格は考えられないにせよ、徐々に土地価格が上昇している今が「マイホーム取得のチャンス」かもしれません。


<地下水豊富が自慢の吹田村>
吹田市がまだ吹田村と呼ばれていた頃、千里丘陵から湧き出る豊富な地下水と神崎川、糸田川、高川などの川に囲まれ、豊かな水が多くの村民に恵みを与えてきました。
川が多いため吹田エリアは「水運の町」としても大いに栄えたのです。
吹田村は、地下水が豊富に湧きあがることが有名で「泉殿宮(いづどのぐう)の湧水」「垂水神社の滝」「佐井の清水」など有名な湧水源が複数あり、明治22年(1889年)には栄養豊富な地下水を使った現アサヒビール工場が開業。
大正12年(1923年)には、国鉄吹田操車場が操業を開始し、吹田村はビールと操車場の街として大いに発展していったのです。
<吹田市の誕生と千里ニュータウンの開発>
昭和15年、吹田は周辺の豊津村、岸辺村、千里(ちさと)村と合併し、人口約6万人弱の「吹田市」が誕生しました。
戦後も周辺地域と何度か合併を繰りかえし、今の吹田市へと徐々に姿を変えていきます。
そんな吹田市の大きなターニングポイントは、1962年から本格的な建設が始まった千里ニュータウンの存在でしょう。
1970年前後から入居が始まった千里ニュータウンは、またたく間に多くの方が入居。
最盛期の1975年には千里ニュータウンの人口だけでも約13万人と、日本に類を見ない巨大ニュータウンへと成長したのです。
さらに1970年に隣接地で開催されたEXPO’70にも注目が集まり、跡地は今も万博記念公園として整備され、当時設置された「太陽の塔」は今もシンボルマークとして燦然と輝いています。
大阪万博や千里ニュータウンの誕生をきっかけとして、公共交通網整備や住宅地、商業施設、医療施設などの充実、大学など教育機関の集約、都市緑化などが進んだ吹田市。
大阪市都心部のベッドタウンとして大いに発展し、今では「大阪の住みたい街」上位にランクインするほどになりました。
<現在の吹田市>
日本で初めて建設された大規模ニュータウン・千里ニュータウンの誕生をきっかけに大きく躍進した吹田市。
現在はJR西日本・阪急・大阪モノレール・北大阪急行など6つの鉄道が市内を走り、大阪梅田までJR吹田駅からわずか10分、阪急吹田駅からは約15分と利便性が高く、大阪都心部へのアクセスは抜群。
大阪市内で働く人たちがマイホームを構えるエリアとしても広く認知されており、緑あふれる街、住みやすい街として多くの市民から愛されています。
【まとめ】
大阪府吹田市は大阪都心部へのアクセス抜群でありながら、都市公園や教育機関が多く「住みやすい」だけではなく「子育てしやすい街」としても知られています。
単身者からファミリー、そしてシニア層まで、あらゆる世代の方がその利便性や景色の美しさを享受できる環境です。
人気エリアは地価や家賃も若干高めですが、やはりそれだけの価値ある地域とも言えます。
「大阪都心部に住むのは抵抗があるが、あまりに都心部から離れた街も困る」とお悩みの方は吹田市エリアで物件を探してみると満足できる可能性アップ!
マイホームを取得するにも魅力的なエリアですよ。











