月極駐車場は、マンション建設までの「つなぎ」として、所有している土地を活用するための手段とされることも珍しくありません。
今回は、月極駐車場を所有している方に向けて、月極駐車場を売却するときに押さえておきたいポイントと契約上の立ち退き料や税金の取り扱い方について、ご紹介します。
月極駐車場を売却するには更地か現状の2択しかない!
駐車場を売却する時は、現状のまま売るか更地にして売るかの2択しかありません。
現状のまま売却する場合は、解体工事が必要ありませんので、その分だけ時短となります。
また、現在の利用者との賃貸借契約を終了させなくても、売却先へ継承することが可能です。
対する更地にして売却する場合には、設備の解体費用がかかるだけでなく、借主との契約を終了させる必要があります。
その場合、借主に対して、1~2ヶ月程度の猶予をもって契約解除の予告を通知した上で、立ち退きをしてもらわなければなりません。
なお、駐車場の賃貸借契約における立ち退き料は、実務上、支払う必要はありませんのでご安心ください。
少しでも高く駐車場を売却するために押さえておくべきポイント
駐車場として使っていた土地を少しでも高く売却するには、「駐車場用の土地」として販売するのではなく、用途を限定せずに売り出すことがポイントとなります。
たとえば、駐車場だった土地であれば、一戸建て物件はもちろん、賃貸アパートやマンション、テナントビル、倉庫や工場などの用途が考えられます。
つまり、売却後の土地活用法を買主に委ねることが高額売却の鍵となってくるのです。
さらに、見過ごしてはいけないポイントは、適正な不動産会社選びをすることです。
事業用地の売買を得意としている、地元の不動産業者を選ぶことがおすすめです。
また、高く売却するためには複数の不動産会社に査定を依頼してみることも大切です。
売却価格の設定だけでなく、得意な分野、さらに担当者の能力も会社によって違ってくるからです。
また、税金についてですが、土地を売却するとき消費税は非課税とされます。
しかし、土地ではなく、駐車場として売却をした場合には、税法上の区分が設備の譲渡となってしまい、通常通り税金が課税されることになりますので注意してください。
まとめ
いかがでしたか?
駐車場経営は、今なお人気が高い投資方法の1つであると言えます。
換言しますと、駐車場だった土地の購入希望者は、決して少なくはありません。
そんな購入希望者とのマッチングを実現できる不動産会社選びと、購入希望者のニーズに合った売り方をすることが、より高く駐車場を売却するためのポイントであることは自明の理でしょう。
不動産売買でなにかお困りの方がおられましたら、お気軽にハウスゲートまでお問い合わせください!
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