門真市内では現在、門真市駅や地下鉄が通っている門真南駅周辺で大規模な整備が進められています。
特に、現在の大阪(伊丹)空港から門真市までしか出ていない大阪モノレールが東大阪市まで延伸されるとのことで、沿線でもまちづくりや地域の活性化に向けて話し合いが進められているそうです。
今回は、大阪モノレールの延伸や門真市内で行われている整備事業について詳しくご紹介します。
大阪を走る大阪モノレールは、主に大阪(伊丹)空港から門真市をつなぐ交通機関です。
大阪モノレールは、半分以上の駅が阪急や北大阪急行、京阪電車などの路線と接続しており、乗り換えによって大阪市街をはじめとした京阪神地区へ行くことができる利便性の高い路線です。
途中には、千里中央や万博記念公園など、観光スポットに向かうための重要な役割も大阪モノレールは担っているのです。
そんな大阪モノレールでは、数年前から延伸計画が持ち上がっていました。
計画では、門真市から南側を延伸整備し、最終的には東大阪市の瓜生堂(うりゅうどう)まで伸ばす予定です。
瓜生堂まで、大阪モノレールを延伸することによって、今までの路線に加えてJR・近鉄などの各路線に接続できるようになります。
最大10の路線をつなぐ大阪府の一大鉄道ネットワークが構成されるのです。
大阪モノレールの延伸は、京阪神への利便性がさらに向上するだけでなく、沿線の活性化が期待されています。
この、大阪モノレールの延伸計画は2004年から話し合いが始まっており、まちづくりや地域活性化など中長期的な視点からモノレールの延伸を推進してきました。
しかし、運営や負債など、経済的な負担が大きいと考えた大阪府は一度、事業可否の検討が必要としました。
そこから、話し合いは難航したようで、しばらくは大きな進展はなかったようです。
何度も話し合いを重ねた結果、2016年の会議にて、正式に大阪モノレールの延伸の事業意思決定がされました。
そして、2019年7月に門真市駅から東大阪市の瓜生堂駅(仮称)間の工事施工認可申請が行われています。
現在は、工事施工認可取得を待っている状態で取得でき次第工事を進めていくそうです。
現在の大阪モノレールの延伸整備計画では、門真市駅から終点の瓜生堂の間に門真南駅・鴻池新田(こうのいけしんでん)駅・荒本駅(すべて仮称)が新たに整備される予定です。
新しい終点となる瓜生堂駅では、近鉄線も通っているので奈良などに行きやすくなるのではないでしょうか。
大阪モノレールの延伸整備に伴い、門真市内では門真南駅周辺の再整備工事が進められているところです。
門真南駅周辺には、大阪中央環状線や第二京阪道路などの大きな幹線道路や地下鉄長堀鶴見緑地線が通っており、多くの車や人が行き交う場所となっています。
利便性が高く、立地的にも恵まれた場所である門真南駅周辺を再整備することによって、さらなる地域の活性化を図るそうです。
門真南駅周辺の土地の利用方法として、現在は複合商業施設と住宅の整備に区画を分ける案があるそうです。
区画を分けて整備していくことによって、住民が快適で安全な街かつ地域の玄関口としての役割を門真南駅周辺は担うことになります。
また、整備計画では歩道の安全および快適性や緑化も重点的に取り組み、バリアフリーなまちづくりを目指すことが盛り込まれています。
実現すれば、年代問わず現在より快適かつ利便性の高い土地となって、地域が活性化することが期待できそうです。
門真南駅の再整備事業は門真市内では大切な事業です。
門真南駅の再開発事業について説明しましたが、実はもう一つ進められている整備事業があるのです。
それは、門真市駅前にある門真プラザです。
まだ、話し合いの段階ではありますが、最近になって業務を担当する会社が決まりました。
ちなみに今回、門真市駅周辺の再整備事業支援業務を担当する会社は、大阪梅田の茶屋町の一部や北海道の函館駅前などの整備事業に携わってきた実績のある会社です。
現在の門真プラザは、施工から45年以上経過しており老朽化や建物の耐震性の問題から、住民からも安全性の確保が訴えられており、最大の課題となっています。
また、時代の経過によって住民のニーズも変わってきているため、それも踏まえて門真プラザを含む門真市駅周辺の再整備計画が浮上したそうです。
現在はまだ計画段階なので、建物を建てることによっての景観や、どのような施設を入れるのかなど話し合いを続けながら、どんな街にしていくのか議論することでしょう。
ほかにも、門真市駅周辺ではビジネスホテルが複数建設されているそうです。
大阪モノレールの延伸によって、観光や地域住民の利便性だけでなく、ビジネスの拠点としても活躍することが期待されそうです。
ちなみに、大阪モノレール延伸には関係のない話ですが…
2021年に大阪大学創立90周年・大阪外国語大学創立100周年を迎えるにあたり、豊中キャンパスの最寄り駅である大阪モノレール「柴原駅」の名称が令和元年10月に「柴原阪大前駅」に変更になります。
国内外から大阪大学へ訪れる方にも分かりやすくなり、地域の活性化にも期待が持てそうです。
現在、大阪(伊丹)空港から門真市までを結ぶ大阪モノレールを門真市駅から南へ延伸して東大阪市までつなげる計画や、大阪モノレールの延伸に伴う再開発事業について説明をしました。
大阪モノレールが瓜生堂までつながることで、京阪神やその他地域へ行く手段が増える新しい交通網が出来上がります。
新しい交通網が開通することによって、門真市はさらに利便性が上がり、住みやすい街に生まれ変わることが期待されるでしょう。
また、門真南駅周辺では、商業複合施設や住宅地等の機能集積を行い、活力と魅力の溢れる再整備を進めていく方針のようです。
もちろん、緑化活動も欠かせません。
現在の大阪モノレール本線の終点である門真市駅にある門真プラザも再整備の対象となっていますが、現在はまだ構想段階で具体的なことは決まっていないそうです。
築年数が長年経過しており、老朽化による安全性の問題などを指摘されています。
つまり、門真プラザの再整備は必要なものだと位置付けられているようです。
しかし、時代のニーズに合わせないと駅周辺の活性化は進まないので、これからの周辺住民のニーズを取り入れながら、整備が進められていくのではないでしょうか。
これからの門真市の再開発事業および大阪モノレールの延伸によって門真市駅や延伸される駅の沿線だけでなく、大阪モノレールを使う住民も沿線の開発やまちづくりが行われていくことが期待できます。
門真市だけでなく、大阪モノレールの沿線地域がどのように活性化していくのか、中長期的な視点で見ると期待が大きく膨らみそうです。
住んでいる地域が活性化することで、その場所に定住しやすくなりますし、現在よりさらに住みやすくなることでしょう。
これからの門真市駅や門真南駅、そして沿線地域のちょっとした変化も楽しみながら、完成を見守っていきたいですね。
\今読まれている記事はこちら!/