マイホーム購入を検討している子育てファミリーにおすすめの街が、大阪府大東市です。
大東市は「子育てするなら大都市よりも大東市」として多くの支援策を打ち出し、その結果待機児童数をゼロにしました。
この記事では、主に子育てファミリーの視点から、大東市の住みやすさについて紹介します。
子どもが住みやすいので、子育てファミリーはもちろん、誰にとっても快適な街です。
ぜひマイホーム購入の参考にしてみてください。
大東市では出産前のお母さんから産後のお母さん・赤ちゃんなど、出産前後の家庭への支援が手厚いです。
また、小中学生向けの支援もあるので、これから子育てを考えている人は長年にわたって支援を受けられます。
まずは、出産前後のお母さんの視点を中心に、大東市の概要や子育て世代の住みやすさを支える制度などを紹介します。
約12万人が暮らす大阪府大東市は、大阪府と奈良県の境目に位置する都市です。
平安時代から現在の2府県間を結ぶ交通の要所として栄え、江戸時代からは商都大阪の後背地として重要な地域とされました。
現在でも大阪市鶴見区に隣接し、近畿圏内へのアクセスの良さからくる住みやすさは健在です。
中心となる駅はJR学研都市線の住道駅ですが、ここから天王寺駅や大阪駅には約30分、京橋駅には約15分で到着します。
これなら、多忙な子育て世帯でも通勤が苦になりません。
また、大東市には子どもを連れてリフレッシュできるスポットも多いです。
深北緑地は面積約41.0haの大きな公園で、もはや建物とも言うべき大型遊具を備えた広場が3か所あるほか、バーベキューやドッグランにも使えます。
南北朝時代に築かれたとされる飯盛城跡は、史跡として面白いだけでなく、314mの山頂にあるのでハイキングにもおすすめです。
このような点からも、ファミリー層が住みやすい街だと言えます。
出産前後のお母さんの住みやすさを支える支援策として最たるものは、妊婦健康診査事業です。
妊婦健診は14回程度行われ、1回5千円~1万数千円程度の費用がかかります。
このようにかなりの負担がかかるので、国は地方交付税交付金として妊婦1人当たり約12万円を各自治体の予算に計上しています。
しかし、この金額がすべて家庭に還元されるとは限りません。
妊婦健診費の補助額の全国平均は10万円弱です。
一方、大東市では14回までの健診ごとに5,200円~25,000円、合計してほぼ満額の12万円を助成しています。
また、ホルモンバランスの変化やつわりなどのため歯のトラブルが起こりやすいとされる出産前のお母さんのため、歯科検診も1回無料で受けられるようになっています。
補助額が5万円台の地域もある中では、かなり出産前後のお母さんの住みやすさに特化していると言えるでしょう。
大東市では、市内に住民票を持つ満2歳までの子どものために「子育てスマイルサポート券」を交付しています。
子育てスマイルサポート券は用途別の3種類の券で構成されています。
オムツなどの消耗品やタクシー乗車に利用できる子育てニコニコ券が10枚、子育て支援や親子参加型のサービスに利用できる子育てワクワク券が10枚、枚方市の北河内夜間救急センターへの片道タクシー券として利用できる子育てあんしん券の1枚です。
有効期限は対象となる子どもの2歳の誕生日まで、第2子以降はさらに追加された状態で交付されます。
また、以前と比べ、子どもの自己負担分の医療費助成制度がかなり拡大されています。
入・通院や入院時の食事費用の助成対象が中学校卒業までとなり、さらに訪問看護ステーションの利用時も対象となりました。
これにより、子どもの医療費はほとんどかからず、より子どもが安心して住みやすくなっています。
大東市立こども診療所など、土曜日も診察可能な小児科もあるので、どんなときでも安心です。
大東市では、小学校4年生~中学校3年生を対象に、塾講師による学力向上ゼミを土曜日に開催しています。
料金は年間1~2万円と低価格でありながら、夏休みも開催するなど非常に熱心です。
小中学校の整備にも力を入れており、全校耐震化が済んでいるうえ給食率と防犯カメラ設置率は100%、エアコンも全教室に設置されています。
地域の自治会などのボランティアにより、登下校時には190か所以上、4千人以上による見守り活動を実施中です。
大東市では、JR住道駅近くに送迎保育ステーションを設置しています。
他地域ではあまり類を見ない、市内の保育施設が一丸となって取り組んでいる大規模なサービスです。
ここからは、その概要とメリットについて紹介します。
送迎保育ステーションは、保育所などへの送迎が難しい世帯のための保育サービスです。
まず、朝になると子どもたちが送迎保育ステーションに預けられます。
市内5か所の保育施設と連携しているため、子どもたちはそれぞれ在籍する保育施設に送迎されます。
帰りも送迎保育ステーション側が子どもたちを迎えに行くので、保護者は送迎保育ステーションから子どもを連れ帰ればよいというわけです。
保育施設からの送迎後、午後6時までの預かりであれば利用料金はかかりません。
午後6時までに迎えに行くのが難しい場合でも、日額300円(月額最大3,000円)を払えば午後7時まで延長保育が可能です。
送迎保育ステーションと提携している保育施設は、住道駅から四条畷駅までの範囲に存在しています。
この2駅間の距離は4.5km程度ですが、特に住道駅から通勤する人であれば、朝の忙しい時間帯にこの間の送迎時間を考慮せずに済むのは大きいです。
最大で午後7時まで延長保育ができるため、多少遅くなっても住道駅の送迎保育ステーションにさえ行ければ問題ありません。
大東市はものづくりの街として、工業などが盛んです。
また、仕事と子育ての両立支援には市内企業も協賛しているほか、創業支援なども行っています。
ただでさえ待機児童数がゼロの子どもを預けやすい環境であるため、送迎保育ステーションを利用して時間を融通しやすくなれば、小さい子どもがいても働きやすくなります。
大東市は、以前から大阪府内でも待機児童数が少ない、ファミリー層が住みやすい街でした。
子育て世代包括支援センター「ネウボランドだいとう」の開設や送迎保育ステーションの設置などを行った結果、市内の待機児童数は2018年度から2年連続でゼロとなっています。
ここからは、待機児童数をゼロとするための取り組みや、祖父母世代の住みやすさにも関係する制度などを紹介します。
「ネウボランドだいとう」は、妊娠・出産・子育てに関する総合窓口です。
妊娠発覚時から子どもが18歳になるまで、子育てに関することならなんでも相談できます。
ネウボランドだいとうではアドバイスだけでなく、妊娠届や母子健康手帳・妊婦健診受診券の交付、ママパパ学級なども行っています。
このように子育てに関する窓口を一本化してわかりやすくしたこと、そして保育施設の増設や定員の拡大などでファミリー層の住みやすさを徹底的に改善した結果、市内の待機児童数は2年連続でゼロとなりました。
大東市では、三世代同居を支援する「三世代家族推進事業」を実施しています。
市内外から三世代同居のために転居すると、引越代と住宅に要する費用を合わせて最大50万円が補助される制度です。
大東市は家賃や地価も比較的安いうえ、アクティブシニアの学習の場として「大東シニア総合大学」を開設するなど、祖父母世代を含めて家族全員が住みやすい街づくりを行っています。
また、市内のイベント「スマイルイルミネーション」内で「スマイル結婚式」を挙げると、多くのイベント参加者に祝福される中で思い出深い結婚式を執り行うことができます。
そのため、大東市は孫が生まれる世代やこれから家庭を築く人にもおすすめです。
大東市は出産前後から中学生以上まで、子どもがいる世帯すべてに向けた支援を行っている、子育てファミリーが住みやすい街です。
送迎保育ステーションなどの取り組みで待機児童数をゼロとしたほか、三世代家族推進事業なども行っているため、祖父母世代なども含め誰もが住みやすい街となっています。
ぜひ、住みやすい大東市で出産や子育てがしやすいマイホームを選んでみてください。
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