
高崎市が埴輪の街と呼ばれているのをご存知ですか。
全国的に見ても有名な古墳があり、その古墳から数多くの埴輪が出土されているのです。
ゆるきゃらグランプリにもエントリーされている市のキャラクターのはにたんは埴輪がモチーフになっているくらいです。
この記事では、高槻市内の埴輪にまつわる話やスポットをご紹介いたします。

大阪府内には古墳・横穴と呼ばれる埋蔵文化財包蔵地が多いことはご存知でしょうか。
その数はなんと3,400を超え、全国でも13位とかなりの上位に位置しています。(平成28年度の調べに基づく)
今回紹介する高槻市にも、大阪府を代表する古墳『今城塚古墳』があります。
この今城塚古墳には多くの埴輪が置かれており、高槻市のイメージキャラクターである『はにたん』はここから生まれました。
はにたんは、生まれてから高槻市役所営業課での見習い期間を経て『たかつきPR係長』に就任し、高槻市の魅力を発信・知名度の向上に日夜取り組んでいます。
では、このはにたんが生まれる基となった今城塚古墳とはいったいどんな場所なのでしょうか。
また、古墳に並べられた埴輪はどのような役目を果たしているのでしょうか。
その謎に注目していきます。
今城塚古墳は三島平野のほぼ中央にあり、淀川流域では最大級の古墳です。
その形状は前方後円墳(くびれのあるヒョウタン型)となっています。
周囲は二重の濠(水を溜めるための溝)で囲まれ、総長約350メートル・総幅は約360メートルにもなります。
代表的な出土品には、日本最大ともいわれる家形埴輪や武士を象った武人埴輪などがあります。
平成13年~14年度に行われた大規模調査では埴輪祭祀区が見つかっており、大王陵での埴輪祭祀が行われていた実績として大変注目を集めました。
そもそも今城塚古墳は、531年に没したとされる第26代継体天皇の陵墓と考えられています。
『今城塚』という名称は、城砦として戦国時代に利用されていたことからそう呼ばれ、江戸時代の絵図には今城陵(いまきのみささぎ)などと表記されています。
埴輪とはそもそもどういうものだかご存知ですか。
その歴史は弥生時代に始まったとされ、粘土を用いた素焼きの焼き物でさまざまな形をしています。
一般的には人型をした埴輪を思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、実際は人型だけではなく我々が想像する形からかけ離れたものもあります。
大別すると円筒埴輪と形象埴輪に分けられ、形象埴輪はさらに4
①円筒埴輪
出土されている埴輪のうちでもっとも多いのがこの円筒埴輪です。
円筒埴輪の形状はその名のとおり円筒状をしており、イメージしやすく言い換えると壺のような形をしています。
円筒埴輪は古墳のまわりなどを囲うようにして配置されていることが多く、聖域としての線引きや堤防として使用されていたと考えられています。
②人物埴輪
形象埴輪のひとつ
その名のとおり人型をしており、その恰好は武士や貴族・農夫の他巫女などさまざまな職業がモチーフになっています。
今城塚古墳から出土されている武人埴輪も、この人物埴輪にあたります。
③動物埴輪
犬や馬・牛などの家畜、猪や鹿・魚などの獲物など人々の暮らしの中心にいた動物が多く象られています。
祭祀用に飾られた埴輪は馬型が多く、馬を所有すること自体が財力や権力を示していたことが窺い知れます。
特に関東地方
④器財埴輪
武器や防具などの道具を象った埴輪を指します。
権威を示す他、盾などの埴輪は邪な霊や力を退けるために並べられたといわれています。
⑤家形埴輪
死後と現世をつなぐと考えられていたのがこの家形埴輪です。
その名のとおり、屋敷や納屋・倉庫など家が象られています。
今城塚古墳で出土
余談ではありますが、よく埴輪と混同されるもので土偶があります。
土偶は一般的に豊穣や多産など繁栄を願って作られたと考えられています。
また、出土する土偶は手足など体の一部が壊れている状態で発見されることがよくあります。
これは、あえて一部を破壊することで病気やけがなどの災厄を払うために使われたからだと解釈されています。

現在、今城塚古墳は整備を経て
ここからは今城塚古墳公園の魅力に注目して紹介していきます。
一般的に古墳は、その歴史的価値から厳重に管理されています。
ですがこの今城塚古墳公園は、全国的にみても珍しい古墳の中に入れる公園として高槻市民の間で話題になっています。
園内は甲子園球場2つ分(約9ヘクタール)にも渡り、木立に覆われた墳丘に立ち入ることやまわりの芝生広場は散歩コースやスポーツの場として親しまれています。
また、なんといっても注目は日本で唯一の埴輪祭祀場の再現が行われていることです。
家形埴輪や人物埴輪などの形象埴輪が約200点も並び、しかもその一部には実際に触れることができるのです。
今城塚古墳公園の敷地内から直接アクセスできる今城塚古代歴史館
この歴史館は、2011年4月にオープンした古代を体感できるミュージアムです。
今までの発掘調査で出土された埴輪をはじめとし、3基の石棺が復元され展示されています。
また、ジオラマや映像を用いた解説により今城塚古墳の歴史をくまなく知ることができる施設となっています。
はにたんの生まれ故郷でもあるこの公園の歴史館内のグッズコーナーでは、はにたんのグッズも置いてあります。

高槻市では大阪府を代表する公園がもう一つあります。
それがこれから紹介する『新池ハニワ工場公園』です。
公園という名称ですが、もはやテーマパークともいえる魅力に迫ります。
新池ハニワ工場公園は高槻市土室町にあり、その名のとおり過去に埴輪工場が存在していた場所に作られました。
工場のあった歴史は1,500年も前に遡ります。
このエリアには日本最古・最大級の埴輪生産跡があり、埴輪工房や埴輪窯が確認されています。
公園を進んでいくと、藁葺きの謎の家が出てきます。
実はこれ、埴輪を焼くための窯を再現したものです。
他にも発掘時の様子を再現したエリアや埴輪作りをマンガ仕立てで紹介してくれるコーナーもあります。
もちろん公園内には至るところに埴輪の展示があり、同じ動物がモチーフのものでもかわいいものから正直かわいくないものまで…手作り感あふれる展示を実際見て・触って感じることができます。
この他にも、ハニワ工場館という発掘について詳細をまとめてある施設や
新池ハニワ工場公園は埴輪についての歴史を体験できるだけでなく、その名のとおり公園としても楽しむことができます。
すべり台やアスレチックなどの遊具
この記事では、高槻市の埴輪愛が伝わってくる2つのスポットを紹介しました。
高槻市内の人も、県外から大阪に遊びに来た人もぜひ一度遊びにいってみてくださいね。
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