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なぜ急増?全国に広がる空き家問題とその理由

カテゴリ:お役立ち情報

近年、全国的に大きな問題となっているのが空き家問題です。

 

単に空き家が増えているというのみならず、空き家が放置されることによる倒壊の危険性、美観を損ねるといった社会問題に発展しています。

 

今回は、なぜ空き家が増えているのか、その理由についてお話します。


空き家問題とその理由① 少子化と核家族化


空き家問題とその理由はなに?


空き家問題が顕著化している最大の理由としては、社会の変化が挙げられます。

 

日本は長年続く少子化により、人口が減少しています。

 

人口が減れば、取り壊さない限り空き家が増えていくのは単純な摂理です。

 

さらに人口減少に加え、核家族化も進みました。

 

昔のように複数の世帯が大家族で大きな家に住むのではなく、結婚や就職で家を出て暮らし始めることが一般的になっています。

 

既にそうした傾向が何世代も続いており、人口は減少しても世帯数は増えているのです。

 

総務省統計局の調査では、平成27年の統計で人口は調査開始以来初の減少となったものの、世帯数は2.8%の増加となっています。

 

これにより、人口は減っているのに新築の家がどんどん造られるという状態になっていることがお分かりいただけるでしょう。

 

人口減少と逆比例する世帯数の増加、空き家が増える要因が二重に進行しているのです。


空き家問題とその理由② 景気拡大の終焉


日本が戦後、奇跡と呼ばれた高度経済成長を遂げてからはや半世紀が経ちました。

 

当時はいわゆるニュータウンが全国各地に造られ、団地やマンションが大量に建てられました。

 

また、人口増加とライフスタイルの変化に伴い、建て売り一戸建てなどが大量に売り出されました。

 

ところがそれから30年経った頃、大きな経済の転機が起こります。

 

それがバブル崩壊です。

 

日本経済はその後、失われた20年とも30年とも呼ばれる後退局面に入りました。

 

これにより、本来なら老朽化に伴い取り壊されていたような建物が、取り壊しや撤去費用を捻出できない、あるいは節約したいといったことが理由となり、大量に放置される事態になってしまっているのです。


空き家問題とその理由はなに?


空き家問題とその理由③ 固定資産税が払えない


こうした社会変化によるものだけでなく、単純に固定資産税対策で取り壊されない場合もあります。

 

誰も住む予定がない空き家を所有しているだけでも固定資産税がかかりますが、実は更地だけより土地の上に建物が建っている方が税金は安くなるのです。

 

景気後退により節約志向になっていたり、経済的に苦しい層が増えていることも、空き家増加に拍車をかけていると考えられるでしょう。


まとめ


日本の空き家問題は、人口減少やライフスタイルの変化・核家族化の進行、景気の後退など、社会・経済に跨る要因が複雑に絡み合った問題と言えます。

 

解決するのは容易ではありませんが、放置していると家屋の倒壊や不法投棄などさし迫った危険もあり、今後も大きな課題となっていくでしょう。

 

空き家問題は単に取り壊す費用をどうするかといった問題ではなく、どのように向き合っていくか、社会全体としてさまざまなアプローチが求められていくことになるでしょう。

 

大阪府で空き家の売却にお困りの方は、ハウスゲートまでぜひご相談下さい



この記事の執筆者

このブログの担当者  門田 学

ブログ担当

【 不動産業界歴:34年】

<保有資格>

宅地建物取引士、不動産コンサルティングマスター、2級建築施工管理技士、JSHI公認ホームインスペクター

長い業界歴を活かして、お客様に寄り添いサポートいたします。不動産の売却・買取には自信があります。不動産のことでお困りでしたら、お気軽にご相談ください。

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